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Get closer to your perfect ride! Challenge Circuit

レポートreport

2018.05.13 チャレンジサーキット@日光サーキット /狂授さん

5月13日午後3時。日光サーキットパドック。天気は雨。
俺は左手でグーを出していた。ジャンケン大会。勝ったのは俺一人。
賞品はキャッシュバック。
ただし、レポート提出が条件だ。それで今、俺はこのレポートを書いている。

車両はYZF750SP(4JD)94年型。94年型で25年くらい乗っている。
限定車で350台しか販売されていないのでパーツが少ない。2010年ころになるとヤフオクでキャブのインシュレーターが20000円などというバカげた値段。
そのため修理や補修ができずに3年くらい走行会にも参加できない状態になっていた。
しかし走行会の情報や、走っている友人の話を聞くうち、再びサーキットを走りたくなった。
インターネットでYZFの流用情報などを検索、パーツの破損の修復をすることができた(YZF750spはFCRで輸出用の750Rは負圧キャブでインシュレーターの型番が違う。しかしR用のインシュレーター@約1200円の内面を少し削るとSPにも使えることを俺が発見!もちろん自己責任でね)。
復帰後の最初の走行会は筑波だった。
久しぶりに乗ったら、全然乗れて居ない自分に驚く。
その次に行ったモテギのライディングパーティーも悲惨な状況は変わらなかった。
俺はあまりのヘタさに頭を抱えてしまった。
もっと乗り込まないといけない。
そう考えて丸一日走れる走行会を探して見つけたのがチャレンジサーキットだった。


2016年は茂原ツインと日光サーキットだった。


とくにうれしかったのは日光オプションの逆周り。
ストレートから大きく開けた左コーナーはあまりない。左コーナー好きにはたまらないだろう。
2016年、2017年と毎回参加した。しかし、去年の最後のチャレサで俺のYZFは突然絶不調に陥った。
電装系がトラブルが原因。
電装の場合は地道に配線図を見ながらテスターでチェックするしかない。家族に白い目で見られながら、夜な夜な地道にテスターを使って不良場所を特定。
なんとアース線の導通不良が原因と判明、アーシングを施して対策。部品代がアーシングケーブル代1200円で済んだので安堵した。トラブルは解消しアイドリングも安定。
新たにタイヤウォーマーも導入。今履いているタイヤはアンビートン03なのだが温まりが悪く走行時間の3割を無駄にしているので、思い切って導入することにした。

そんな古いバイク特有のトラブルを乗り越え、ウォーマーの効果に期待の大きい今回の走行会。
午前3時起床、深夜割引の適用時間内に高速に入る。
午前6時半にサーキットに到着。
よっさんやA2C君、駒屋氏とご一緒させてもらう。
天気は下り坂。
最初の一本だけしか走れないかもしれない。早速ウォーマーをつけて加温する。タイヤ表面が約70度くらいになった時に走行開始。前回までは最初の3分はかなり抑えて走っていたが、今回は安心感が違う。アーシングの効果かプラセボかはわからないが、バイクもどんどん走れという感じでエンジンが吹ける。なぜだか前回よりも楽に疲れずにチェッカーまで走りきることができた。
走り終わってタイヤの表面を見ると、前回までの、ざらざらしたりゴム球ができたりしていたのとは違い、すっきり滑らかな表面。
ダンロップのデータでは冷間F1.6,R1.5が推奨。低いエア圧でもケーシングで支えるのか?それとも発熱でエア圧をあげるのか?俺にはわからないがグリップはもちろん回転抵抗も少なくなったように感じるし倒しこみも軽いように感じる。しかし表面温度は前が50℃、後が55℃。つまり発熱よりも冷却しているということになる。もっとペースを上げても大丈夫ということだろう。
当日朝からわかっていたが、1本目の走行のあとから雨天になって、俺は走るのはキャンセル。雨で冷えた路面でアンビートンはまったくグリップしないで恐怖製造機になるだけだからだ。
3本目、グリップしないとわかっていても走ってみる。まるで氷の上を走っているような感じなのですぐにリタイヤ。転ばなくって良かったと思う。
結局、1本だけの走行だがそれなりに楽しめた。天候には勝てないし、走行会なので無理して走る必要もなく、転倒せずに終わる事ができてよかったと思う。


役に立つかどうかわからないが俺が走行会関連で使っている物のレビュー。

1、トランポ ニッサンNV350

2017年3月に新古車(ディーラーの試乗用。2016年7月登録1800kmでナビ付きで総額170万だった。)2000のガソリン車で、覚悟していたが燃費が悪い。高速で9km/l、市街地では7くらいになることもある。5速ATなのだが街中を路線バスについて走るくらいの速度だと低いギヤに入ってしまうようでそれが理由だと思う。
俺は以前、E24型キャバンにのっていたのだが、アクセルペダル周りが窮屈で右足が疲れやすかった。今度のE26では特集雑誌によるとヘッドライト位置を上に移動し、ペダルのリンクに工夫したとのことで足元が広く感じる。長距離では疲れない方だと思う。
車内にM6のユーティリテーナットが多数あってフックをかけるアイボルトをつけるのに便利。俺はフロントフォーククランプと併用していわゆる上掛タイダウンだが強度に問題ないようだ。
俺のはH28年車で純正ナビMJ116D-Aがついている。地デジは見ることができるがDVDの再生ができない。CDのみ。これはかなり不満。営業車用のナビということらしい。
セカンドシートは最低。人間が座る椅子としての機能を持っていない。普通に座って5分が限度。それ以上だと歩けなくなるくらい窮屈で腰が痛い。リアに人を乗せる人はノアやエルグランド、エスティマ等のシートを加工してつけてくれる業者に頼んだほうが良いと思う。
今年もNV350の新古車が入庫したとディーラーが言っていたので、goo中古車で検索すればヒットすると思う。

2、ツナギ
YONEZOのオーダー。10年くらい前に作った。17万円だったと思う。YONEZOで作るのは2着目(他所で作ったことはない)。2着目は吊るしの修正を考えたのだが、俺の体型では修正料金もかかりそうで、YONEZOのオーダーと大して違わない金額なので、オーダーというメリットを考えて決めた。他所のブランドを使った事がないので比較できないが満足している。今回のツナギはまだ修理を頼んでいないが、前のツナギは何回か修理や体型に合わせた補正をしてもらった。
インナースーツはコミネのクールマックス。袖と足首に輪っかがついていてツナギをきる時に便利。夏場でも走行風によって冷やされているのを感じることができる。

3、ヘルメット アライのRX-7RR
かぶり心地は良い。個人差なので参考にならないが俺の頭の形にちょうど良い。
ベンチレーション、視界などは無理な前傾姿勢をとらない限り問題ない。転倒したことがないわけではないが、頭を打った事はないので肝心の防護性能は試していない。

4、ブーツは貧乏人の味方、コミネのAGV。今は販売していない。すぐに削れしまうのでトゥスライダーをセラミックに交換したら削れないで今も使っている。ソールが弱いのか走行会だけで使っているのに穴が開きそうなくらい擦り減っている。そろそろソールの貼り替えを頼もうかと考えている。

5、タイヤウォーマーはMAD DOG。
チャレサ参加者なのでZiiX製を考えたが,勘違いしてリア200に対応してるのはMAD DOG(予算の範囲内で)だけだと思って選んだ(ZX10-Rでリアに200を履くこともあるので。ZiiXも200に対応してると後で知った)。まだ1回だけしか使っていないが70度くらいまでタイヤ表面を加温できたので性能は十分だろう。ただしZiiXのようなインジゲーターランプがないので不便。少々後悔してる。
前々から知っていたが、ウォーマーを使うのと使わないとでは安心感が違う。そしてタイヤの加温に時間を必要としないので走行時間をすべて有効に使える。そして余計な事を考えなくても済むからなのか疲れない。使ってよかったと思う。

6、発電機 中華製のXG-SF2000。
写真左は普通の20Lのポリタンク。大きさがわかると思う。


楽天で購入。日本製が良いのはわかっているけど安さに負けました。セルなしだと49800円だったのだが欠品中ということでセルつき54000円にした。
米国スタンレーのOEMと言う説明と、国沢ナントカという自動車評論家がこの発電機を絶賛していたのを読んだけど、信用できるのだろうか?。
太いサイズのウォーマー故に1000wでは厳しいということで2000wにした。125ccの4ストエンジンが入ってるのでガソリンとオイルを入れると30kg以上あり、重い!
今のところエンジンは一発でかかる。毎日使うものではないので、エンジンを掛けたままガソリンコックを閉めてガス欠で停止させて次の始動に備えている(消防団仕込の方法)
ところで、中華製なので馴らしが必要だと思うのだがどうすればいいのだろうと思いつつ普通に使っている。音はエンジンが大きいだけあってうるさい。使用初期だからだろうか排気煙が白い。
説明書は英語だがだいたいの意味はわかった。

7、アイドルとか芸能人
深夜3時にトランポでサーキットに向かっていると退屈なのと気分を盛り上げたくなるのでAKBのチームAの「パイオニア」とかチームKの「リセット」とか聴く。乃木坂の娘もかわいいと思うが、近所の中学の2年生の女子のほうがかわいい。
20世紀のころは中森明菜が一番だった。彼女の曲には意外にバイクをイメージさせるものがないがライダーの孤独に通じるものがある。さて「駅」という曲は本来、明菜のオリジナルだが竹内まりやがセルフカバーして有名になった。しかし俺は色々あったころの彼女こそ、この歌があっていると思っている。しかし、作曲者の夫としてレコーディングに立ち会った山下達郎がボロクソにけなしたのは許せない!
月曜が祝日で走行会があるとき、月に1回ある中島みゆきのラジオ番組と重なる時がある。その番組で聞いた彼女の「流星」も遠くに行く感じがして良かった。
家族を乗せている時とはちがい深夜に一人で運転しながら好きな曲を聞くのは贅沢だとも思う。

8、飲み物とか
夏場は汗をかくのでスポーツドリンクで水分補給するのは当然。体液と同じ浸透圧で吸収を促進しているので水分補給に適している。しかし、汗で失われるのは水分だけではなく、ミネラルも失われている。
熱中症は水分の補給で回避、予防できるが、あくまで回避であって体調は万全ではない。そのため、夏場の走行を2本くらい走ったら、スポーツドリンクだけではなくOS-1やアクアソリタの経口補水液を飲むことにしている。OS-1は通常に飲むとすこし塩辛いが発汗したあとに飲むと塩辛くない。スポーツドリンクだけでは体が重い感じ(水っぽい)がするが、経口補水液を飲むと(この場合はゼリーがよいみたいだ)体がよみがえった感じがする。

9、フロントアップスタンド
YZF用にはヤマハの純正フロントアップスタンドを25年前から使っている。純正なので問題ないが、ZX10-Rには使えない。ステムの内径が細いため。
それで急遽、楽天で↓を購入した。
https://item.rakuten.co.jp/homeown/bike-stand-aa/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868
ところが、フェンダーとフロントカウルの隙間が少なくて使えないことが判明。
リア用として使う事にした。
フロントは改めてアストロで
https://www.astro-p.co.jp/i/2007000010105
を購入。これは使えた。ただしステムに挿すシャフトがすぐに抜けてしまう。


固定するためのボルトがあるのだが、スタンドのフレーム自体(写真矢印の部分)の材質が悪いのか強度が不足して微妙に変形しているようで締め付けが効かない。仕方ないのでタイラップで止めている。ステムとシャフトの隙間を調整するスペーサーカラーが付属しているのだが、これはどうやって固定すれば良いのだろう?とりえずテープで止めている。

10、ラップタイマー
日光では使えないが、よそのサーキットでは LAP-SHOT を使っている。
最近の製品は改良が進んで感度が良すぎるほどらしいが、俺のは初期型で感度はイマイチ。モテギでは十分に作動しなくなってしまった。中古のスマホをかってスマホアプリのラップタイマーにしようか検討中。
以上でリポート終わり。



長編レポートありがとうございました。
これからレポート書く人は大いに参考になりますね♪
僕は左コーナー嫌いですが左周り練習になるので意外と好きです!
秋の陣は一日たっぷり走りましょう♪

TAKE4